仮想通貨を買ってみたけど、保有しているだけという方もいるのではないでしょうか。
そんな方には、ステーキングをおすすめします!
ステーキングとは、保有している仮想通貨を取引所に預けるだけで、報酬が得られる仕組みのことです。
この記事ではステーキングの仕組みやメリット、デメリットをわかりやすく解説します。
仮想通貨のステーキングとは?

ステーキングとは、保有する仮想通貨をブロックチェーンネットワークに預けることで、新たなブロックの生成や承認作業に貢献し、その対価として報酬を得る仕組みです。
簡単に言えば、保有している仮想通貨を取引所に預けるだけで報酬がもらえるというわけです。
今までの仮想通貨の投資では、購入後に値上がりを待って売却するトレードが主流でした。
しかしステーキングを利用すれば、保有中の通貨から安定的な利回りを狙えます。
ステーキングで報酬が発生する仕組み
ステーキングで報酬が発生する仕組みは以下の通りです。
- ユーザーが取引所に仮想通貨を貸し出す
- 取引所の資金力が強化され、顧客の取引に対応できる
- 取引による手数料などの収入が増える
- 資金に余裕ができると、新サービスを提供できてさらに収益が拡大する
- 増加した手数料による収入の一部が利用者に報酬として還元される

参照:COINPOST「仮想通貨取引所ステーキング利率徹底比較|高年率銘柄・サービスの選び方」
ステーキング報酬で得られる利回り
ステーキングの利回りは、仮想通貨の種類や取引所により異なります。
以下の表をご覧ください。
| 仮想通貨 | 利回りの目安(年間) |
| ビットコイン(BTC) | 約2.5% |
| イーサリアム(ETH) | 約3.0% |
| ソラナ(SOL) | 約6.5% |
| カルダノ(ADA) | 約2.5~3.0% |
| ポルカドット(DOT) | 約10.0~12.0% |
銀行預金の年利0.2%程度と比べて圧倒的に高いリターンが期待できます。
ただし利回りは市場環境やユーザーの数で変動するため、提示される数値は目安程度と考えましょう。
また、利回りが高いほどリスクも増加する傾向があるため、総合的に判断することが重要です。
ステーキングとレンディングの違い
ステーキングとレンディングの違いは以下の通りです。
ステーキング→仮想通貨を取引所に預けて運営に貢献すると報酬が貰える
レンディング→仮想通貨を第三者に貸し出して利息を得る
つまり、ステーキングは買って預けるだけで報酬を得られるということ。
これなら初心者でも簡単に始められますね。
マイニングとの違いは?
マイニングとは、マイナーがコンピューターを使って複雑な計算を解き、取引データの正当性を確認する作業のことです。
その対価として報酬が得られますが、預けるだけで報酬が貰えるステーキングと比べると、計算を解かなければならない分、大変なのがわかります。
以上の点から、マイニングは初心者に向いていません。
ステーキングにおすすめの仮想通貨

次にステーキングにおすすめの仮想通貨を紹介します。
ETH(イーサリアム)
イーサリアムは仮想通貨市場で時価総額2位の通貨です。
人気の銘柄のため、長期保有する投資家が多いのが特徴です。
ステーキングサービスを提供する取引所では、年率約3%~(2025年9月時点)で運用できます。
近年、現物ETFの承認を受けたため、今後の価格上昇に期待する声も高まっています。
AVAX(アバランチ)
アバランチは、時価総額17位の仮想通貨です。
独自のアルゴリズムにより高速、低コストな取引を実現し、多数の企業と提携する注目のプラットフォームになっています。
年率約5.5%(2025年9月時点)と高利回りのステーキングが可能な点が魅力の仮想通貨です。
SOL (ソラナ)
ソラナは、誰でもDApps開発が可能なパブリック型ブロックチェーンプラットフォームです。
基軸通貨のSOLは、2020年3月に誕生した新しい仮想通貨ですが、すでに時価総額6位にランクインしており、市場から期待を集めています。
年率約6.5%(2025年9月時点)とこちらも高利回りのステーキングが可能です。
仮想通貨のステーキングの始め方は?

今までの説明を聞いて「少し難しそう」と思う方がいるかもしれませんが、そんなことはありません。
ここでは、初心者でもスムーズにステーキングを始められるように順序を解説します。
1.ステーキングに対応している仮想通貨取引所の口座を開設する
まずは、仮想通貨の国内取引所を開設しましょう。
この時に、ステーキングに対応している口座を開設しなければいけません。
国内取引所でステーキング対応している取引所は、主に以下の3つです。
- GMOコイン→東証一部のGMOインターネットグループに属していて信頼性が高い
- SBI VC Trade→マイナー通貨のステーキングにも対応
- BITPOINT→ステーキング報酬が高い
他にもステーキングに対応している取引所はあります。
自分が使いやすい取引所を選ぶのがいいでしょう。
2.ステーキングに対応している仮想通貨を購入する
次にステーキングに対応している仮想通貨を購入します。
すでに他のウォレットに仮想通貨を持っている場合は、取引所へ入金しましょう。
3.報酬受取設定をONにする
最後に報酬受取の設定をONにします。
以上でステーキングの設定は完了です。
仮想通貨の国内取引所の口座を開設済みの方なら、5分もかかりません。
さっそく設定してステーキング報酬を受け取る準備をしましょう!
ステーキングのメリット

次にステーキングのメリットを解説します。
初心者でも手軽に始められる
ステーキングは誰でも手軽に始められます。
複雑な設定や専門的な知識は必要なく、スマホさえあればすぐに開始できるので初心者の方も安心です。
取引所に仮想通貨を預けるだけで勝手に増える
ステーキングは設定をすれば、放置運用ができる投資方法です。
仮想通貨の短期トレードと違って、時間や労力がかからず、チャートの確認も不要!
忙しい人でも無理なく資産を増やせるため、投資に時間をかけられないが効率的に資産形成したい人におすすめです。
報酬の利率が高い
2025年10月現在、国内銀行の普通預金の金利は約0.2%です。
金利の高いネット銀行でも約0.5%と低い水準となっています。
それに比べて仮想通貨のステーキングでは、銘柄にもよりますが約3%〜13.5%程度の年率が期待できます。
利率は銘柄や運用する額、期間によって異なるため、自分の状況に合わせてステーキングのプランを立てるといいでしょう。
複利効果が見込める
仮想通貨のステーキングは、獲得した報酬を再投資することで複利効果により資産を増やせる点もメリットです。
ステーキング報酬を再びステーキングに回すことで、さらに多くの報酬が得られます。
例えば年利3%の場合、初年度の報酬を翌年に再投資すると、元本と報酬の合計に対して3%の利息がつきます。
この繰り返しによって加速度的に資産の増加が見込めるため、長期的な資産形成を目指す方にとって、魅力的な投資方法といえるでしょう。
安全性が高い
ステーキングはレンディングと比べて安全性が高い点もメリットです。
レンディングとは、仮想通貨を第三者に貸し出して利息を得ることです。
仮想通貨の取引所は、法律により顧客資産と自社資産の分別管理が義務付けられています。
しかし、レンディングで貸し出した資産はこの分別管理の対象外となるため、取引所が破綻した場合、返還されない可能性があります。
一方、ステーキングでは通貨を預けても分別管理の対象として保護され続けるのです。
以上の点から、ステーキングは安全性が高いと言われています。
ステーキングのデメリット

ステーキングにもデメリットはあります。
以下で解説します。
運用期間中は仮想通貨を売買できない
ステーキングでは運用期間中に仮想通貨を自由に売買できません。
多くの場合「ロックアップ期間」が設けられており、この期間中は出金できない場合もあります。
ロックアップ期間は取引所によって異なり、短期は1ヶ月以内、中期は1〜6ヶ月程度、長期は6ヶ月以上に設定されるのが一般的です。
中途解約が可能な場合もありますが、手数料を取られたり、報酬を没収されたりすることがあるため注意する必要があります。
そのため、余剰資金をステーキングに回すようにしましょう。
報酬が減少する場合もある
ステーキングの報酬は固定ではなく、さまざまな要因で変動する点に注意しましょう。
主な理由として、ユーザーの増加による報酬の分散や、銘柄のアップデートによる報酬額の変更があります。
最初は高利回りでも後から引き下げられ、予定していた報酬を得られない可能性があります。
また、ステーキングしている銘柄の価格の下落により、報酬で得た利益以上の損失が発生することもあるため注意が必要です。
利回りの見直しで報酬が増えるケースもありますが、減少する可能性も頭に入れておきましょう。
報酬が減る具体例
- イーサリアムが10万円の時にステーキングを開始し、1年間で年利5%にあたる0.05ETHの報酬を受け取る
- この時、イーサリアムの価格が8万円に値下がりした場合でも、イーサリアムの総枚数は1.05ETHに増える
- しかし、イーサリアムの価格が値下がりしているため日本円での評価額は当初の1ETH=10万円から、1.05ETH=8万4千円へとなってしまう
- このため1万4千円のマイナスとなってしまう
ステーキングできる金額に上限がある
多くの取引所では、預け入れ可能な金額に上限が設けられているので注意しましょう。
仮想通貨の取引所では「高い利率が適用されるのは10万円まで」といったように、ステーキングできる上限額が定められています。
以上の理由から、まとまった資金をステーキングしたい場合は複数の取引所を利用しましょう。
報酬が発生するまでに時間がかかる
ステーキングは、通貨を預けてから報酬が発生するまでに時間がかかります。
そのため、短期間で大きな収益をあげることは難しいでしょう。
ステーキングによる報酬は、ネットワークへの貢献や一定期間の預け入れによって増えていく仕組みです。
価格の変動を利用して利益を狙うトレードとは違い、ステーキングしている期間中は資産を自由に動かせません。
ステーキングは長期的な資産運用を目的とした手法なので、短期的な利益を求める方には向いていないでしょう。
仮想通貨のステーキングをする際の取引所選びのポイント
その前に、取引所を選ぶ際のポイントを解説します。
仮想通貨の種類が多いか
ステーキングが可能な仮想通貨の種類は取引所によって異なるので、希望する通貨が対応しているかの確認が必要です。
また今後の選択肢が広がる可能性を考えると、仮想通貨の種類が多い取引所を選ぶことがおすすめです
ステーキングのプラン内容が充実しているか
取引所によっては、複数のステーキングのプランがあるので、自分に合った方法で運用できるか確認しましょう。
最近は口座に預けるだけで自動的に報酬を受け取れる取引所も増えています。
そのためプランが充実している取引所か、自動的に報酬が得られる取引所を選ぶのもよいでしょう。
ステーキング手数料はどれくらいか
多くの取引所ではステーキング報酬から手数料が差し引かれます。
「最大年率」だけでなく、実際に受け取れる「実質利回り」を確認し、手数料の体系が明確で実質利回りの高い取引所を選びましょう。
仮想通貨のステーキングに関するよくある質問

最後にステーキングについて、よくある質問に回答します。
- Qステーキングするなら、ビットコインとイーサリアムどっちがおすすめ?
- A
イーサリアムの方が高い利回りが設定される傾向にあります。
しかし、ビットコインのみを保有している場合は、あえてイーサリアムに交換する必要はありません。現在保有している通貨でそのまま運用しましょう。
- Qステーキングで得た利益に対する税金は?
- A
ステーキングで得た利益は課税対象となりますが、課税のタイミングに注意が必要で す。
ステーキング報酬を受け取った時点で、その年の課税対象となります。
- Q1つの仮想通貨でステーキングとレンディングの併用はできる?
- A
結論、取引所によります。
例えば、GMOコインの場合、レンディングサービスで貸し出している仮想通貨はステーキングの対象になりません。
ただし各取引所で異なるため、サービスを利用する前に確認しましょう。
まとめ|仮想通貨のステーキングは初心者に超おすすめ
仮想通貨のステーキングは、設定さえすれば持っているだけで報酬が発生します。
そのため仮想通貨の投資をしたことがない初心者でも、気軽に始められるサービスです。
ただ持っているだけではなく、ステーキングで効率的に資産を増やしていきましょう。

